この記事を読んでいる方の大多数は「ブログを書くこと」に慣れてきたころかと思います。
別にこの段階で上手く書ける必要はありません。“とりあえず文章をタイピングしてネット上に定期的に公開する”という行為に慣れることが重要です。
さて、このステップを超えたところで、今度は具体的にブログで収入を得る手段についてご紹介していきます。
ブログで収入を得る手段は細かく見ていけばいくつかありますが、ここではアフィリエイトという手段をメインに取り上げていきます。
アフィリエイトとは一体何?
正式な意味はともかく、最も分かりやすいのは「あなたのサイトで紹介している商品が売れたら、その報酬があなたに入ってくる仕組み」だと思ってください。大ざっぱですが、一番分かりやすい説明だと思います。
収入が入るまでの流れとしてはこうです。
1. 企業とあなた(あなたのブログ)の間でアフィリエイトの契約関係を結ぶ
2. あなたのサイトにテキストリンクやバナー(画像)リンクを張り付ける
3. 読者がそのリンクから紹介している商品を購入する、あるいは何らかのサービスに登録する
4. あなたの手元に成功報酬が入ってくる
このようなプロセスを経て、あなたの手元にはブログから収益が入ってくるわけです。それでは、アフィリエイトには一体どんな種類があるのでしょうか。そして、どれを選べばよいのでしょうか。
アフィリエイトの種類
実のところ、Amazonや楽天といった大手アフィリエイトサービスの例外を除き、企業と直接契約を結ぶことは少ないです。
大抵は、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と呼ばれる、アフィリエイターと企業の間を仲介するサービスと契約を結ぶことになります(この点に関してはまた後ほど説明します)。
そして、アフィリエイトは必ずしも商品が売れた段階でお金が入ってくるものばかりではありません。
こういった広告のタイプを「成果報酬型」と呼びますが、これ以外にも、ブログに張った広告リンクがクリックされた段階で報酬が発生する「クリック報酬型」、見てもらえるだけで報酬が発生する「PV報酬型」を含めた3タイプがあります。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
成果報酬型
成果1件あたりの収益額: 数円~数万円
難易度: 高い
効率: 良い
収益効率が最も良いのが成果報酬型広告です。
代表的なASPとしては、A8.netやバリューコマースなどがあります。
少ないアクセス数でもピンポイントにターゲットを絞っていれば大きく稼ぐことができます。
というより、”個人が”お小遣いではなく“副収入以上の収益”を得ようとするなら、ほぼ必ず利用する必要があります。
ただし、とりあえず広告を張り付けておけばいい「クリック報酬型」や「PV報酬型」に比べて格段に難易度は上がります。
アフィリエイトというと、とりあえず広告がペタペタサイト中に張ってある姿を思い浮かべるかもしれませんが、成果報酬型の場合、それは無意味に等しいのできちんとターゲティングしていくことが重要です。
クリック報酬型
1クリックあたりの収益額: 1円~数百円
難易度: 中程度
効率: 悪くはない
なにより手軽なのが特徴。
簡単な審査を通れば、誰でもお小遣い程度は稼げるのが魅力的です。また、アクセス数さえ集められれば、本業と呼べるだけの収益を得ることも不可能ではありません。
代表的なASPとしては、Google Adsenseなどがあります。
ただし、クリック報酬型広告はブログに書くキーワードによって大きく収益が変動するため、一定以上の収入を得ようと思うと、書く内容がかなり制限されます。※たとえば医療系など
もしくは、ジャンルにこだわらず収益を得ようと思うと、膨大なアクセスが必要になります。コンテンツによっては最初から本業レベルの収入を得るのが難しいこともしばしば。
実際、わたしがアフィリエイトで月収20万円を稼ぐようになったときのクリック報酬は月3万円程度でした。
たいていの場合は副収入と呼べる収益を稼ぐことすら、かなりのターゲティングとコンテンツの精査が必要で、「誰でもやれるが本気でやろうと思うと難しい」タイプ。
成果報酬型との組み合わせの利用をおすすめします。
PV報酬型
PV1回あたりの収益額: 0.01円程度
難易度: 低い
効率: 悪い
最も手軽で審査すらないのがPV型報酬。
「誰でもできる」とは、まさにこういうこと。
代表的なASPとしては、忍者Admaxなどがあります。
普通の人が普通にやると、毎月ジュースを1本買えるかどうかという程度しか稼げません。このタイプで稼いでいる人は、大概の場合アダルトサイトに手を出しています。
アダルトサイトに掲載出来る広告はかなり制限され、成果報酬型やクリック報酬型のほとんどはアダルトサイトへの広告掲載を禁じているため、こういった効率の悪い広告しか使えません。※一部例外あり
一方で、アダルトサイトはサイト内を何度も巡回させることで読者の視聴(PV)数を稼ぎ、収益を得ています。
加えて、アダルトサイトは読者が繰り返し訪れる傾向にあるため、PV数が伸びやすいのが特徴です。
ただ、何度も言いますが、一般的なブログやサイトに貼るのに向いているとはいえません。
アフィリエイト広告を組み合わせる
このように、3種類の広告にはそれぞれ特徴があり「これが最適解だ!」というものはありません。
ですが、私のおすすめとしては「成果報酬型+クリック報酬型」、「成果報酬型+PV報酬型」の組み合わせでしょうか。
クリック報酬型やPV報酬型は収益上限こそありますが、コンスタントに収益が入ってきます。一方で成果報酬型は個人レベルで百万以上稼げる可能性だってありますが、収益が不安定です。
これらを組み合わせて有効に使えれば、お互いの弱点を補った使い方ができるかと思います。
もちろん、「成果報酬型一本でいきます!」というのもアリです。
アフィリエイトの契約はどこで結ぶの?
さて、ここまでの特徴等を踏まえた上で、「アフィリエイトサービスには一体どんなものがあるか」を先ほどの3パターンに分けて代表的なものだけ見てみましょう。
成果報酬型広告の代表例
企業と直接契約を結ぶタイプ
皆も良く知るAmazonのアフィリエイト。紹介料率は低いですが、商品の多さ、読者の利用率の高さから利用している人も多いサービスです。読書関係のブログをやっている人は特に利用率が高いです。
Amazonの広告を貼る人は大概の場合、楽天の広告も張っています。Amzonと同じく、商品を売る人も多いですが、それ以外にも楽天デリバリーなど楽天のサービス利用の普及も楽天アフィリエイトには含まれるので、利用の幅が広いので特徴です。
企業とアフィリエイターを仲介するASPタイプ
利用のしやすさ、審査が無いこと、広告掲載企業の多さからASPの中でも最大手クラスの利用者数を誇ります。「初心者に最もおすすめのASPはどこ?」と聞かれれば、まずはここの名前が出ます。
Yahooが運営する大手ASP。そのため、ヤフオクやYahooショッピングといったYahoo関連のアフィリエイトが充実しています。A8と並んで、最大手クラスのASPです。とりあえず、登録しておいて損はありません。
独自企業の多さ、サービスの良さから比較的高評価を得ているASPです。広告の数ではA8やValue Commerceに劣りますが、その広告の独自性から大手2社とはかぶらないので、利用する価値は高いです。
クリック報酬型広告の代表例
クリック報酬型アフィリエイトはいくつかありますが、代表的なものと言えばGoogleが展開しているGoogle AdSense。
初心者はこれだけ知っておけば間違いありません。Googleが運営するサービスのため、クリック報酬型の中では収益効率もサービスも報酬も桁違いです。
その代わり、審査の通過と広告の継続が難しいのも特徴。ここを利用するとコンテンツの内容に制限を受けます。それでも、皆が群がるほど利用価値の高いサービス。初心者はまずここの審査の通過を目標にしてもいいかもしれません。
PV報酬型広告の代表例
アクセスされるだけでも収益が発生する上、クリックされれば追加で収益がさらに発生します。
ただし、それを踏まえてもクリック報酬型や成果報酬型には収益効率でかないません。それでも、審査無しで、コンテンツの制限がものすごく緩いという条件があるため、利用しているアフィリエイターもたくさんいます。
基本的にはアダルトコンテンツ向けの広告ですが、それ以外にも多少過激なコンテンツを扱ったりする場合にも役に立ちます。
他に、初心者が広告の張り方に慣れるため、あるいは広告の感覚に慣れるためには良い広告なので、一度試してみるのもアリかもしれません。
アフィリエイトに登録してみる
さて、もしもこの記事を読んでいる方がすでに1000文字以上で10記事を書いているなら、それなりにコンテンツとしては充実してきたはずです。
十分に自信があるなら、ばんばんバリューコマースやアクセストレード
といった各種ASPへの登録、審査の厳しいクリック広告であるGoogle AdSenseへの登録をしてしまいましょう。
ただし、おそらくこのレベルだと、ほとんどの人は審査に落ちると思います。
それほどアフィリエイトの審査とは易しいものではありません。そこで、最初は審査の無いASPのA8.net や、PV報酬型の忍者Admaxなどの広告に登録しましょう。要は広告の感覚に慣れてしまうのです。
それからコンテンツが充実したころに、また審査のある各種ASPやGoogleAdSenseに挑戦してみてください。これから、あなたのブログ収入ライフは始まります。