会社に勤めたことがない元ニートのアフィリエイターが異業種で事業を立ち上げて大変だったこと

私は、社会人経験がまったくないまま、ニート時代にアフィリエイトというビジネスに手を出しました。

 

もちろん、わたしだって日雇いアルバイトぐらいならしたことはありますが、そんなものは焼け石に水。やらないよりマシといった程度で、社会人などと呼べるものでは到底ありません。

 

そして、社会人にならないままアフィリエイトをやってきて、だんだんと毎日記事を更新することに飽き、いろいろな異業種に参入し始めました

 

雑貨の小売り(ネットショップ含む)・卸売り業、食品の小売り・卸売り業、飲食業、教育・セミナー業、コンサル業、ホームページ作成代行業etc……

 

いろいろと手を出しましたが、(いくつかの業務はすでにサービス終了したものの)ほとんどの業務で黒字を生み出すことができています。

 

 

ただ、やっぱり社会人経験もない人間がほかの異業種にいきなり手を出すなんて大変なことばかり。今回は、そんな社会人未経験の元ニートが異業種参入のときに苦労したことをご紹介します。

 

 

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異業種参入で苦労したこと

・集客以外のスキルがない

まず、アフィリエイターから異業種参入してみて一番痛感したのは、私には「集客以外のスキルがまったくない」ということ。

 

「異業種だから当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、社会人経験のないアフィリエイターが社会に出るためには、名刺のフォーマットからマナーの勉強、メールの書き方など、はじめから勉強することがたくさんありました。

 

参入する異業種自体の知識はもちろんのこと、社会常識のお勉強が特に大変でしたね。

 

・なんのツテもコネもない

今でこそ、業界内での知り合いやお客様もボチボチ増えてきました。

 

ですが、始めた当初はなんのツテもコネもなく、「パンフレットのデザイナーは誰にしよう」「確定申告はまず何から始めればいいのだろう」と、ひとつひとつ自分の手で調べる必要があったのです。

 

これが非常に多くの時間を食いました。

 

ツテもコネもないということは、サービスがオープン前から口コミで広がるといったこともありませんので、集客も完全にわたしのサイトが検索上位に表示されるのを待つ一手です。

 

現在は狙ったキーワードで1位にいるため、業界内でもトップクラスの成績(市場規模が狭いので大したことはありません)になっていますが、そこに至るまで本当に大変でした。アフィリエイターはアフィリエイターならではの戦い方を繰り広げなければいけません。

 

・社員の欲しい給料と条件がわからない

これ、「そんなアホな」と思われるかもしれませんが、会社員勤めをしたことがないと社員の欲しい給料と条件がまったく分からなくなります。

 

もちろん、いろいろな企業の募集要項を見て、ある程度参考にはしますが、結局のところ、個別の需要が違いすぎて「ある程度の目安」にしかなりません。

 

社員が「このぐらいなら働いてもいい」というラインが分からず、四苦八苦したのを覚えています。結局、こういうところは同業経営者から時給や給与を聞きつつ、売り上げに応じて社員に還元するカタチをとっています。

 

・物件の借り方が分からない

「物件の借り方」というと、「そんなことも分からないのか!」と思われるかもしれませんが、もう少し具体的に言うと、「事業用物件の借り方のコツ」がまったく分かりませんでした。

 

たとえば、保証金や家賃を値切ってもいいのか、200Vの電源はあるのか(そもそも必要なのか)、エアコンやトイレは誰の所有物扱いなのかetc……

 

なかでも、エアコンやトイレなどが管理者持ちなのか借主持ちなのかは、今後のランニングコストに大きくかかわる話。今なら、物件内覧時に必ず確認する点です。

 

ひとつひとつ取り上げていけば、住居用賃貸とはまったく別物なのですが、最初に借りた物件はそれこそスタッフのアドバイスに従いながら慎重に選びました。自分ひとりでは物件ひとつまともに借りることはできなかったと思います。

 

同じように、必要な機材、備品もすべて最初はスタッフに投げていました。頼れる人材がいないと、本当に私はなにもできなかったでしょう。

 

・道具や人を抱えるのが怖い

これは新人経営者ならみんなそうだと思いますが、特にアフィリエイターは道具や人を抱えるのがほかの経営者より怖いと思います。というか、私は怖かったです。

 

アフィリエイターをやっている限り、かかる経費なんてドメイン代とサーバー代ぐらいしかないわけです。ですが、異業種に参入してみると、人件費から家賃、諸経費とドンドンドンドンお金が飛んでいきます。

 

減っているお金だけを見ていると、本当に怖いんですよね。

 

なので私は「〇〇円の投資をすれば、××円稼げる」と、その経費でどれだけのメリットが生まれるのかを明確に意識することを心がけました。

 

「お金が減る」ではなく「投資」と、うまく心の中で切り替えていく必要があるかもしれません。

 

参入が楽だった異業種は?

そんななか、参入するのが簡単だった異業種もあります。

 

それはネットショッピングです。

 

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もちろんネットショッピング特有の"クセ"や"コツ"はありますし、そういったところの勉強は必要でした。

 

たとえば、SEOメインのアフィリエイターなら、検索対策としてオリジナリティのあるタイトル付けを重視すると思います。一方で、ネットショッピングの場合は、商品名で検索・比較することが多いので、Amazonや楽天などですでに使われている商品名をむしろ真似する必要が出てきます。

 

また、売れる商材の見つけ方もアフィリエイト以上にシビア。ただ、多くのサイトやページを作れば比例関係に売り上げが上がるアフィリエイトとは違い、ショップに並べる商品は商品点数に加えて内容も厳選する必要があります。

 

こういった「そのジャンル特有の問題」こそあるものの、ネットショッピングは「集客方法がWEB媒体であること」「商品を並べて人を呼びさえすれば、わずかな手間と時間で売り上げが伸びやすい」という2点から、アフィリエイターには参入がしやすい業種でした。

 

商材を見つけられる力やツテがあるなら、ネットショッピングはおすすめです。

 

これから開業・異業種参入をする人のために

私と同じように「社会人経験がまったく無く」「異業種に対しての知識もなく」「でも異業種にチャレンジしてみたい」といった方もいるでしょう。

 

そんな方が、これから異業種で開業するときは、以下の4つのパターンから選ぶことになると思います。

 

  1. 異業種で経験豊富な、店を任せられるほど信頼できるスタッフを見つける
  2. 地域の商工会議所やスタートアップカフェなどを利用する
  3. 有料の開業セミナーなどを受ける
  4. フランチャイズのサービスを利用する

 

私は「異業種で経験豊富な、店を任せられるほど信頼できるスタッフを見つける」という手段を取りましたが、やっぱりスタッフにできるほど信頼できる人が身近にいない方も多いでしょう。

 

そんな場合は、スタートアップカフェで業務提携できる人を見つけたり、フランチャイズでスタッフの募集までしてくれるジャンルを探してみたりするといいでしょう。

 

特に、BtoBのビジネスを始めたい方にとって、スタートアップカフェや商工会議所はうってつけ。顔を広げるだけでなく、顧客を獲得する場につながる可能性もグッと高くなります。

 

最初から、ツテもコネもまったくない異業種にいきなり飛び込もうとするのは危険です。

 

まずは、形はどうあれ一緒に動いてくれる仲間を見つけることを優先することをおすすめします。