読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる


法人の銀行口座の審査を通すには!?手続きから用意する書類までご紹介(三菱東京UFJを例に)

先日、三菱東京UFJの法人口座の登録を申請し、審査に通過しました。

 

銀行口座がなければ、仕入れも振り込みもできないので、これでやっと法人としての活動が本格的に始まることになります。

 

ただ、私の場合、初めてのことばかりで何から始めればいいかが全く分からず、てんやわんやしたため、今回は、私の経験をもとに法人の銀行口座を開設するまでの手続きや必要な書類等についてご紹介したいと思います。

 

f:id:nyarumeku:20161231083456j:plain

法人の銀行口座開設には審査が必要?

意外と知られていませんが、法人の銀行口座開設には審査が必要です。そして、その審査はメガバンク>地方銀行>ネットバンクや信用金庫の順に厳しいと言われています。

 

「銀行の口座を開設して資金が増えるのに、銀行はなぜ断るの?」と感じますが、主な理由としては以下のように犯罪防止の目的があるようです。

 

法人口座の悪用による犯罪被害(振り込め詐欺など)が増えたことにより、口座開設の段階で犯罪を未然に防ぐ目的から審査が厳しくなってきているためです。

http://ekeiri.com/curriculums/03/hojin-bank3/

 

「ただ、審査とは言っても形ばかりのもので、大きな問題さえなければ簡単に作れるんでしょ?」と思われるかもしれません。私もそうでした。

 

ただし、実際にはネットなどで調べるとかなり多くの方が審査、特にメガバンクの審査に落ちていることが分かります。ツイッターを見てもこんな感じ。

 

 

特に、「住所がバーチャルオフィスだと厳しい」、「法人口座の開設はどこも年々厳しくなっている」といった言葉をネットで見かけることも多くなりましたが、それが事実かはともかく、そのぐらい厳しさを感じている方が多いよう。

 

(三菱東京UFJで審査を受けた方のブログ)

課長さん曰く、
「悪用されるケースがあるので、実態が無いと厳しい」
「当行は他行に比べて審査が厳しいのです・・・」
といった具合にすごく丁寧に親身に話してくれました。

http://inverseboss.hatenablog.com/entry/2012/10/25/121538

 

なるほど。

 

なかなか銀行の審査が厳しい状況なのは間違いないよう。私もきちんと準備をして審査に臨もうと決意しました。

 

なぜネットバンクではなくメガバンクに口座を持つのか?

ただ、それほどまでに審査が厳しいメガバンクに、なぜあえて口座を持とうとするのでしょうか。楽天銀行やジャパンネット銀行などのほうが振り込み手数料も低く、ネット上で振り込み手続きなどを済ませられるため、楽ではないのでしょうか。

 

実際、私もジャパンネット銀行 ビジネスアカウントの法人口座を個人事業主時代から利用していましたし、法人口座に切り替えてもアフィリエイト、ネットショッピングなどネット収入の入金先や、社員、スタッフへの振り込み口座としてジャパンネット銀行を引き続き利用しようと考えています。

 

f:id:nyarumeku:20161231083658j:plain

www.japannetbank.co.jp/

 

やはり、メガバンクや地方銀行、信用金庫よりも手数料が低く利便性が高いことはネットバンクの大きな魅力です。

 

ですが、その一方で、実店舗型の銀行にはいくつかのメリットがあります。

 

  • お客様や取引先からの信用度が高くなる
  • その銀行の口座を持っていると融資が受けやすい
  • 実店舗があるので、相談がしやすい
  • ネットバンクだと引き落とし口座として使えないことも

 

だいたいこんなところでしょうか。特に、お客様や取引先からの信用度が高くなったり、融資が受けやすくなったりするのはポイントでしょうか。B2C(個人相手)の取引が多い法人や融資を受けて企業規模を大きくしていきたい企業は間違いなく、実店舗型の銀行に口座を開設したほうがよいでしょう。

 

ただし、逆にIT系やアフィリエイト、FXなどの法人で融資を受けることを前提としていなかったり、対人サービスがない企業にとってはネットバンクなどの法人口座のほうが便利かもしれません。

 

銀行ごとの違いについて詳しいことを知りたい方は、以下の記事をおすすめします。

 

ちなみに、なぜ私が信用金庫や地方銀行ではなくメガバンクを選んだかの理由ですが、私は「全国的な店舗展開をしていきたい」と考えており、「数百万円単位の資金に関しては自己資金で解決する」という方針を持っているからです。

 

通常、法人の銀行口座は地方銀行で開設し、事業規模が大きくなったらメガバンクに切り替えるというのが一般的です。その理由としては、❝メガバンクは1000万単位未満の融資なんて話にならないから(税理士さん談)❞です。

 

ですので、事業規模が小さいうちは小規模法人にも優しく、その地方の融資などにも積極的な地方銀行で口座を作る法人がほとんどです。

 

ですが、今回は今後の事業規模や展開を考えて、メガバンクの三菱東京UFJにひとつ、ネットバンクのジャパンネット銀行にひとつの口座を構えることにしました。

 

f:id:nyarumeku:20161231083852j:plain

www.bk.mufg.jp/

三菱東京UFJの審査に必要な書類と手続き

まず、三菱東京UFJに法人代表者が口座開設の審査に行く際、必要なものは以下の通り。

 

  1. 履歴事項全部証明書
  2. 印鑑証明書
  3. 来店者の「公的な本人確認資料」

 

「履歴事項全部証明書」「印鑑証明書」法務局で取得できますね。面倒ですので、法人の印鑑カードを作ったときに、一緒に取得してきたほうが無難です。

 

ついでに、ジャパンネット銀行など一部の銀行では、「現在事項全部証明書」を求められることもあるので、それも一緒に法務局で取得したほうがいいでしょう。

 

ただ、これだけだと、「審査と言っても何もわからないのでは?」と思われるかもしれません。実際、その通りで、UFJの公式サイトを見ると、下記の書類を提出するよう求めています。

 

■必要に応じ、ご提出をお願いする書類

口座開設目的や事業内容、主な株主等、その他についてお尋ねします。お尋ねした結果、追加での書類のご提示をお願いすることがあります。

  • (1) 会社案内、製品、パンフレット、お取引先さま向けご提案書、見積書、注文書、仕様書等
  • (2) 事業の実施自体に各行政機関等の許認可・届出・登録等が必要な業種の場合は完了済であることを確認できる資料

http://www.bk.mufg.jp/houjin/kouza_kaisetu.html

 

必要に応じ、会社案内や製品の提出を求めるそう。ただ、審査と名の付くものはなんでもそうですが、「必要に応じ」と書いてある書類は「必ず持ってきなさい」とほぼ同じ意味です。

 

私の場合は、名刺、お客様向けのパンフレット、プリントアウトしたホームページの見本などを提示しました。受付の人は「こういう書類があるとありがたい」と言って、すべてコピーされていきました。やはり、あったほうがいい書類ということでしょう。

 

ちなみに、Web制作やアプリ制作の会社を経営される方は、作成されたアプリの概要をアイパッドを持ち込んで説明したりと、プレゼンテーションでも工夫されていたよう。最近の銀行審査は大変です。

 

また、こうした書類の提出以外にも受付で簡単な面談があるのですが、聞かれた内容としては以下の通り。

 

  • いくつかの事業をやっているようだが、何を主軸にするのか
  • なぜ当行を選んだのか?
  • 主な利用目的はなにか?
  • 本社は賃貸か自宅かレンタルオフィスか?
  • 個人事業主時代はどこの銀行を使っていたか?

 

その銀行を選んだ理由としては、「事務所に近く、安心感があったから」「仕入れ元も同じ銀行口座を使われているので」程度で十分です。納得させられるだけの理由があればそれで問題ありません。

 

加えて、私は個人事業主として事業経験があること、バーチャルオフィスやレンタルオフィスではなく賃貸事務所があることをアピール。看板など一目で事務所があることを確認できるか尋ねられましたが、ホームページや名刺の情報と一致していれば、看板がなくとも問題ありません。

 

銀行の審査には1週間ほどかかると言われますが、わずか4日で審査通過の連絡が届きました。「賃貸契約書を後日持ってきてほしい」と言われたので、やはり賃貸事務所であったことが強かったようです。

 

もしも、今後審査に向かわれる方は賃貸事務所の契約書を持っていったほうがいいでしょう。ちなみに、賃貸契約書は個人名義のままで構いません。

 

法人の口座開設審査を通過して

これでようやく本格的に法人としての活動を始めることができるようになりました。

 

たかが口座開設、されど口座開設。ネットでこれだけ審査に落ちたという方が多い以上、本気で取り組んで審査に通過したことで、ある程度、事業として社会的に認められたのかなという自信にもつながりました。

 

この後は、ジャパンネット銀行 ビジネスアカウントの法人口座の審査ですが、審査が緩いと言われるので、おそらくこちらは問題ないと思います。今後は、2つの銀行口座をひとまず柱として事業に取り組んでいきたいと思います。