はてなブログでAMP対応!検索順位やブログ収入への影響を実験してみた

先日、アクセストレードが主催するセミナーに行ってきました。そこでは、最近話題のAMP(アンプ)についての解説が。

 

AMPとはものすごくざっくり言えば、「スマホユーザーに優しくて、読み込み時間を早くする」対応みたいな感じでしょうか。詳細はほかのサイトに譲りますが、ブログ運営をしている人にとって重要なのは、AMP対応によってどのようにアクセスや収益に変化があるのかということ。

 

AMPによって起きるメリットとは?

アクセストレードの社員の方のプレゼンによるとAMPによるメリットは以下の通り。

 

  1. Googleにニュース記事として取り上げられやすい
  2. アフィリエイトのCV率が向上する

 

1番について簡単に紹介すると、最近はスマホを使ってGoogleで検索をかけると、そのキーワードに関連したニュースが検索結果に表示されるようになったのですが、ここに表示されるのはAMP対応したサイトであるとのこと。

 

f:id:nyarumeku:20161129135352p:plain

 

私はトレンドブログでもないので、そこまで求めていませんが、メリットと言えばメリット。

 

ただ、私がより重要視したのは「アフィリエイトのCV率が上がる」、つまり「成約率が高くなり収益が増える」という点。これは見逃せません。ということで、本当にそんなに効果が上がるのかをさっそく試してみました。

 

はてなブログでAMP対応をした結果報告

実験はAMP対応をしてからのデータを1週間計測。そして、AMP対応を外してからのデータを計測し、その前後の効果を比較するというもの。

 

通常、ブログのAMP対応は少し面倒なのですが、はてなブログの場合はブログの詳細設定欄でAMP対応にチェックを入れるだけでOKなのですぐ実験できます。

 

f:id:nyarumeku:20161129142227p:plain

 

さて、こんなことをして2週間ほど待ちました。

 

結果から言えば、私は現状のはてなブログでAMP対応するのはデメリットのほうが大きいと判断しました。まず、AMP対応によってどんな変化が起きたかをご紹介します。

 

AMP対応をして良かったこと

AMP対応をした結果、単一キーワードで検索順位が5位から3位に上がった

 

AMP対応をして悪かったこと

Adsense収益が下がった

ページビューにそれほど大きな影響はないのに収益が下がった

サチコに注意された

 

まず、AMP対応期間中は、とある単一キーワードでGoogle,Yahooともに検索順位が5位から3位に上がりました。AMPそのものが検索順位に影響を与えたというより、おそらく、ページの読み込みスピードが上がった結果、ユーザーの直帰率が減ったり、滞在時間が増えたことが原因でしょう。

 

ただ、検索順位が上がったということで、さぞや収益も上がるだろうとワクワクしてASPの管理画面を見たところ、実際は収益が下がりました。しかも、現状はてなブログでAMP化をするとGoogle AdSenseも表示されなくなるので、その分まで収益が低下しました。 *1

 

具体的な金額は差し控えますが、低下率で言えば通常時の40%減ぐらい。1週間の期間限定の実験としておいて本当に良かったです……。

 

あとは、GoogleのウェブマスターツールからAMPが適切でないという注意も受けました。はてなブログのAMPはまだベータ版ということですが、単純な収益以上の問題も含んでいるようです。

 

f:id:nyarumeku:20161129142516p:plain

 

なぜ検索順位は上がったのに収益は下がったのか

さて、ここで問題なのは検索順位は上がったのに、なぜ収益は下がったのかという点です。ここに関しては、大きく3つの理由を考えています。

 

  1. 内部リンクのつながりが弱くなった
  2. レイアウトの見栄えが悪くなった
  3. 見出しや強調が見辛く、文章にメリハリがなくなった

 

現状、はてなブログでAMP対応をすると、見出しの色を変えたりしても、すべて黒色になってしまいます。せっかく見出しを付けているのに、これでは太字と大して変わりません。

 

こうした文章のメリハリがなくなったことは一つの原因でしょう。

 

それと同じく、はてなブログのAMP化ではトップに指定している画像などがすべて解除され、デフォルトのはてなブログのスマホ用レイアウトが表示されてしまいます。単純に「見た目が悪くなった」ことも一因です。

 

そして、最も収益を下げる要因となったと考えられるのが「内部リンクのつながりが弱くなった」ことです。私のブログに限らず、ブロガー、アフィリエイターは「成約ページ」と「集客ページ」をそれぞれ分けていることが多いと思います。

 

Aの記事で集客をして、Bの記事で成約をするというやり方です。はてなで現状AMP化をすると、関連記事が表示されなくなったり、人気記事が表示されなくなったりと、極端にこの内部リンクの効果が弱くなってしまいます

 

単一ページの検索順位が上がるのはありがたいことですが、それによって記事間の繋がりがなくなってしまうのはありがたくないもの。こういった理由から収益が下がったのではないかなと考えています。

 

あくまで"現状の" "はてなブログ"での結果

ただ、一応注意点としては、あくまで今回の結果は現状のベータ版を使っているはてなブログでの効果、しかも私という少ないサンプルを例に示したものであるということです。

 

たとえば、はてな以外のサイトであればAMP対応をしてもAdSenseを表示させることはできるでしょう。関連記事なんかも問題なく表示できます。そうしたサイトやブログはおそらく私と同じ結果にはならないと思います。

 

また、私のブログの作り方は基本的に内部リンクに依存しています。これもまたAMPによる影響が大きかったところです。単一ページで集客から成約までが完結した記事ばかり書く方は違う結果になるかもしれません。

 

とはいえ、こうした前提を置いておくとしても、現状はてなブログでAMPに対応させるのは時期尚早感が強いのではないかなと思うのでした。

 

*1:AdSenseメインではないので、仮にAdSenseが表示されたとしても、やっぱりASP分の収益低下が痛いです