自宅か?ノマドワークか?コワーキングスペースか?あなたは一体どの働き方を選択しますか?

ノマドワーキングが流行の働き方として取り上げられたのも今は昔。

 

当時は、「ノマドワーキングなんて定着しないよ。一時のブームとして数年以内に廃れるだろう」なんて指摘していた人もいましたが、一般的ではないものの、一部の人間の間では定着した働き方になったようにも思います。

 

ただ、今回はノマドワーキングの素晴らしさや欠点をアピールしたいわけではありません。あくまで働き方の一つとして、PC1本で働く場合、ノマドワーキング以外の選択肢はどうなのかという話をしたいと思います。

 

そこで、主な比較対象としてよく取り上げられる“自宅で働く場合”と“コワーキングオフィスやレンタルオフィスで働く場合”との特徴を比べていきたいと思います。

 

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他者との繋がりの面では?

個人的に、これがけっこう重要な決め手の一つだと考えています。たとえば、自宅とカフェであったら圧倒的に後者のほうが出会いが多いです。

 

ノマドワークのカフェと言うと、なぜかスタバでマックを思い浮かべる人が多いですが、個人経営の喫茶店やカフェのカウンターなどで仕事をしていると、かなりの割合で他の常連さんから声をかけられます(あくまで私の場合)。

 

地域の喫茶店やカフェに入り浸っているお客さんは、私の経験上、かなり金銭的に余裕のある方が多いです。しかも、新しいビジネスに関心の強い方が多いので、半数ぐらいの人はなんらかの仕事に繋がります。

 

なかには、ブログ運営の解説をしてくれと個人宅でプライベートレッスンをしたり、あるいは産業カウンセラーとして簡単な心理学講座をカフェで開いたこともあります。

 

こうやって得た収入は、カフェのドリンク代を払っても余裕がある程度にはなっているので元は十分取れていますし、あまり詳しくは言えませんが、もっと大きなビジネスの話も最近持ちかけられるようになりました。

 

一方、コワーキングスペースでどのぐらいの出会いがあるかは分かりませんし、場所のスタイルにもよると思いますが、少なくとも自宅で働く場合に比べれば圧倒的に出会いのチャンスは増えるかと思います。

 

こういった意味で、“新しい出会い”という意味では、自宅より外で働くノマドワークやコワーキングオフィスのほうが良いと言っていいかと思います。

 

仕事としての信頼性の面では?

これはもう圧倒的にコワーキングスペースに軍配が上がります。ノマドワーキングが自由な働き方と持ち上げられた時代もありましたが、逆に言えば、外から見るとふらふらとしている人間にも見えてしまうということでもあります。

 

実際、ノートパソコンを抱えてカフェで仕事をしていると、「遊んでばかりいるなよ」「不労所得で儲けられていいな」などと揶揄されることもあります。自宅で仕事をしていると言っても、やはり周りからは「遊んでお金儲けしている」と言われてしまいます。

 

コワーキングスペースも、普通のオフィスに比べれば信頼性はありませんが、自宅やカフェに比べれば“少なくともそのぐらいの経費は払ったうえで食べていける人間”という点で信頼されるでしょう。

 

「信頼なんて無くてもメシが食えればいいじゃない」と思われるかもしれませんが、これが意外とやっかい。特に、新しく事業を始めたりするときの打ち合わせや、ちょっと本格的に仕事の話をしようかとなった時にオフィスがないことが地味に効いてきます。

 

名刺にも自宅を書くのは抵抗がありますが、コワーキングスペースなら何の問題もなく住所や連絡先を書くことができます。ノマドスタイルがもてはやされたりもしましたが、結局のところ本格的に仕事をしたいならオフィスはあったほうが良いでしょう。

 

必要経費の面では?

「必要経費の面では圧倒的に自宅に軍配が上がるだろう」と思われるかもしれません。実際、カフェならドリンクを400円としたときに月に1万円前後、コワーキングスペースなら2万円前後の費用が必要になります(安いところなら1万円前後のものもありますが、サービスの質が落ちます)。

 

ですが、少し待ってください。主に電気代と飲食代、書籍購入費に税金の面のそれぞれを詳しく見ていくと、一概にそうとは言えません。

 

まず、私は新聞や雑誌をもとにして記事を書くことがあります。それに趣味でも雑誌を買っていたのですが、喫茶店をうろつくようになってこの費用は完全に0になりました。コワーキングスペースの場合、雑誌関係よりもビジネス書が充実している傾向があるので勉強代を抑えられるかもしれません。

 

また、自宅の電気代もPCや冷房をつけっぱなしにしていたら、これもまた馬鹿になりません。さすがにカフェやコワーキングスペースの費用のほうが高くつきますが、電気代だけでもかなり費用としての差は縮まります。

 

そして雑費。自宅にいれば全ての費用が自分持ちですが、カフェなら美味しいドリンク一杯分がついてきますし、コワーキングスペースならドリンクだけでなくプリンタの印刷代や荷物の受け取りなどのサービスも無料です。

 

最後に、税金のことで考えるならコワーキングオフィスは完全に事務所代で落とせますし、カフェのドリンクも場合によっては経費に含めることができるようです(※税理士さんの判断によります)。*1

 

いずれにせよ、全面的に自宅が最もお金のいらない選択肢だとは言えず、状況によってはカフェやコワーキングスペースのほうが得になる選択もあると言えるでしょう。

 

まとめ

結局のところ、それぞれにメリットデメリットがあるため、一概にこの選択肢が良いとは言えません。

 

個人的に、思いがけない出会いや密な繋がりを求めたい場合はカフェ、仕事としてのステップアップを求めるならコワーキングスペース、1人で作業しなければ集中できない&外に全く出ないほうが効率が良い人は自宅という使い方になるのかなと思います。

 

ちなみに、ノマドワークには「店の迷惑になる」と否定的な人も多いですが、あまり人の出入りが多くない個人喫茶店で、店長と親しくなったうえでならお店の人も喜んでくれることが多いです。それに、少なくとも自宅で仕事するよりも意外な出会いもあります。私としては、一概に否定できるものではないと考えています。

 

いずれにせよ、「ノマドワークが素晴らしい」とか「自宅で働けることが素晴らしい」と誰かの価値観で決めてしまうのではなく、自分が最も働きやすい環境を見つけることが重要だと言えるのではないでしょうか。

*1:カフェのドリンク代と経費について詳しく知りたい方はこちらを参照⇒http://www.sumoviva.jp/trend-tips/20150219_287.html