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Webマーケティングを勉強したい人には、こち亀の「高級炊飯器の巻」の回をおすすめします

今週のジャンプを読んでいて、面白くて何度も読み返した話がありました。いつまでも終わることのできないナルトの話でもなく、いつまでも終わりが見えないブリーチの話でもありません。

 

それは、いつになったら終わるのか『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の「高級炊飯器の巻」の回の話です。いつまで経っても収益を得られないアフィリエイターと、収益を得られるアフィリエイターのそれぞれの売り方がどちらも描いてある回だなあという印象でした。

 

客観的な情報しかない宣伝記事

売れないアフィリエイターの記事の書き方として、まさにこの通りだなと思われるページがあったのでそのページだけ引用させていただきましょう。

 

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出典: 週間少年ジャンプ2015年第26号より

 

結局、この説明だけを聞いても、部長はどの炊飯器を購入するか決定できませんでした。漫画なので、かなり極端に書いてあるとはいえ、アフィリエイターの作るブログやサイトでも似たような表現が使われていることが多々あります(というかほぼ同じようなサイトを作ってあることも……)。

 

これは、アフィリエイト初心者が自分で使ったことも無いのに、適当に商品の公式サイトだけを見て記事を書いた場合に起きやすい現象だと考えています。

 

確かに、公式サイトには「〇〇を使った厳選された商品です」「この商品の特徴は××」ですと書いてあります。上の炊飯器のように家電製品などであれば、その商品の詳細なスペックを書いている場合もあるでしょう。

 

では、“あなたは”その公式サイトの文言だけを見て、その商品を購入することができるでしょうか。実際のところは私には知るよしもありませんが、おそらく難しいでしょう。特に、あなたが買い慣れていない製品で高額のものになれば、なおさらその傾向は強まるかと思います。

 

たとえば、私はパソコンを購入する際、カタログスペックを見ても分からない使用感などを調べます。個人ブログなどを見ていると、そういった使用感について言及されていることが多く、なかなか重要な情報源になっています。

 

機能やスペックに関する客観的な情報は確かに必要不可欠ですが、それだけあれば十分という話でもないのです。

 

主観的な情報の価値にも差がある

だからと言って、適当なおすすめコメントだけを載せるのもいけません。先ほどのページの続きを少しだけ引用させてもらいます。

 

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上の漫画を読めば「そんな宣伝文句で売れるわけがないだろう」と思われるかもしれませんが、自分で買ったことも無いような商品や心にもない良さをアピールしようとすると、こういった表現になりがちです。

 

当然ですが、炊飯釜に普通以上のお金をかけるのだったら、美味しく炊けるのは大前提です。どのぐらい美味しく炊けるかをかなり的確に表現できるか、他のアピールポイントを見つけなければ、その商品が売れることは決してないでしょう。

 

でも、サイトを作っている時は気づけません。なぜなら自分で買っていないから。その商品を買う時の消費者の心理を理解していないからです。

 

沈黙のWebマーケティング 』など、Webマーケティング担当者向けの本にも書いてありますが、実際に消費者になってみると、売る側としては見つからなかった意外なアピールポイントなどがたくさんあることに気づきます。

 

そして、その自分が気づいたアピールポイントこそが、アフィリエイターやブロガーそれぞれのオリジナリティであり、他の人がマネしにくい部分だと言えるでしょう。やはり表面的な内容だけをパクッた後発の記事を見ると、そのキモがつかめていないことが多いように感じます。

 

少なくとも、私自身としてはどんなに習熟したアフィリエイターやブロガーになったとしても、自分で体験もしていない商品やサービスを勧めるような記事だけは書いて欲しくないなあと思います。

 

まとめ

ちなみに、「ここまで売れない記事について話したんだから売れる記事の事も話せよ」と思われるかもしれませんが、そちらはこち亀の本編を参照してください。webマーケティングのみならず、人にモノを売る際のとても重要なポイントが分かることと思います。

 

商品の売り方は千差万別だと言いますが、ひたすら商品のアピールポイントだけを訴え続ける記事、他の商品との差別化について話しながら伝える記事、 ネガティブなポイントを伝えつつそれでもおススメする理由を伝える記事etc……と、個々人によって得意な書き方、売り方というのは全く違ってきます。

 

先ほどは、客観的な情報だけではだめだといった言い方をしましたが、中には、圧倒的な情報量を分かりやすく提示することで商品をおすすめされる方だっていらっしゃいます。

 

私の口から“決まった売り方はこうだ!”と伝えるよりも、本編を読むことで伝わってくるものがいろいろあると思いますし、そこで感じたことこそ自分がブログやサイトを作る時に最も役に立つ情報なのではないでしょうか。

 

ブログサロンなどに参加して“正解”を教えてもらうより、自分なりに噛み砕き、検証し、修正するという作業こそ最も貴重な財産になると思います。今週のこち亀は、そういった意味で非常に良い教材だと思うので、ぜひ一度目を通してみてください。

 

今週のお題「最近おもしろかった本」