ふるさと納税のアフィリエイト参入によって節税の仕方が大きく変わった日

先日、大手ASPである「アクセストレード」を運営する株式会社インタースペースから、興味深いプレスリリースが発表されました。そのタイトルは以下のようなもの。

 

日本初のサービス、ふるさと納税アフィリエイトサービス『ふるなび』をアイモバイル、アドウェイズと共同で開始 ”

 

アイモバイルは『ふるなび』という、ふるさと納税を手軽にインターネットから申請できるサービスを提供している広告主で、アドウェイズはインタースペースと同じく、「JANet」というASPを運営している会社ですね。つまり、アクセストレードとジャネットという2社のそれぞれから、ふるさと納税のアフィリエイト広告を使えるようになったわけです。

 

この発表によって、アフィリエイターならびに一般の人の節税方法が大きく変わったと言えるでしょう。以下に、その詳細を示します。

 

ふるさと納税の基本

まず大前提として、ふるさと納税とは何か、その基本となる考え方の部分のお話から始めましょう。

 

ふるさと納税とは

特定の自治体に「寄付」をする制度。寄付をする自治体は“ふるさと”に限らずどこでもよいし、いくつの自治体に寄付をしてもよい。寄付をすると、そのお礼として自治体からその町の特産品や宿泊券がもらえる。加えて、翌年に確定申告をすると、所得税の還付や住民税の減額が受けられるので、実質2000円の負担によって様々な特産品などがもらえる新たな節税方法として注目が集まっている(寄付の上限額あり)。

 

もうすこし具体的な話をしますと、A自治体に1万円、B自治体に1万円の計2万円を寄付したとします。すると、A,Bのそれぞれの自治体からお礼の品をいただくことができます。さらに2万円のうち18000円分の所得税の還付や住民税の減額が受けられるので、実質2000円負担で様々な地域の特産品などをもらえるという制度になっています。


ふるさと納税のポイント

  1. 上限額までなら、いくら納税しても実質負担額は2000円
  2. 2000円の負担額で、色々な商品をもらえることがウリ
  3. 2015年から上限額が2倍に上がり、節税効果が更に高くなった
  4. 2015年から5自治体までなら確定申告をせずとも、自動的に住民税の減額を受けられるようになった

 

これまで、ふるさと納税の節税効果を受けるには確定申告をする必要があったため、サラリーマンなどの正社員には面倒に思われがちだったのですが、4番の「5自治体までなら確定申告をせずとも、自動的に住民税の減額を受けられるようになった」という規定のおかげで、好きな自治体にお金を払うだけで節税効果を得られるようになりました。

 

ただし、4番の適用には制限があります。具体的には、「元々確定申告をする必要がある人(個人事業主や副業をやっている人、高額納税者etc……)」や「ふるさと納税の納付先が6つ以上の人」はこれまで通り自分で確定申告をする必要があるということです。

 

まあ、個人事業主や副業をやっている人、高額納税者はもともと確定申告をする必要があるので、問題ないと言えば問題ないのですけどね。

 

ここまでが、ふるさと納税の基本中の基本です。

 

実質2000円分の負担で米や日常食料品を複数の自治体からもらえるということで、食費や雑費を抑えられ、日常の生活費の負担が減り、結果的に節税になるというふるさと納税でしたが、ここにアフィリエイトが参入してきたことによって大きく状況が変わりました。

 

ふるさと納税をセルフバックする

ふるさと納税のアフィリエイトである「ふるなび」は、アフィリエイト広告としてだけでなく、セルフバックの機能もついています。つまり、アフィリエイター自身がふるなびを使ってふるさと納税できる上、その報酬が一部返ってくるわけです。

 

その報酬額は規約で公開できませんが、実質2000円分の負担ぐらいなら、数万円ほどふるさと納税をすれば普通に戻ってきます。セルフバックを使って納税をすればするほど、お金が返ってくるとは面白いですよね。

 

アフィリエイト広告にふるさと納税が参入してきたことによって、納税によってお金をもらったうえで、様々な特産品やサービスをもらえるというシステムができたというわけです。

しかも、2015年からはふるさと納税ができる上限額がになったため、さらに多くの額の納税をできるようになりましたし、ふるなびではクレジットカードでの決済を利用できるのでポイントまで貯まります。

 

いかに納税額を減らして節税するかではなく、納税額を増やして支出を減らしたり、それどころか納税額が増えれば増えるほど(一定額までは)収入が得られる時代が来たわけです。本当に面白いものだと思います。

 

冒頭でも述べたように、ふるなびが利用できるのは今現在「アクセストレード」と「JANet」だけです。この2サイトへの登録はどちらもブログやサイトを持っている必要がありますし、難しくないとはいえサイトの審査もあります。

 

ですので、みながみな利用できるというわけではありませんが、利用できる人は必ず利用しておいた方が良いと言えるでしょう。

 

ふるさと納税を知るためのお勧め書籍案内

ちなみに、ふるさと納税について詳しく知りたいという方には、以下の2冊をお勧めします。

 

2014年版で、2015年の改訂後の状況については載っていませんが、情報が詳しく、ふるさと納税とは何かを知るには最適な本だと思います。ふるさと納税の申し込み方や確定申告に必要な書類の書き方なども全て載っているので、ハウツー本としては完璧でしょう。

 

 

「ふるさと納税なんて小耳にはさんだことがあるぐらいだよ」というレベルの本当の初心者向けとしてお勧め。その基本から、初心者が誤解しがちなポイントまでざっくりと解説がついています。また、年収と納税額の上限の目安の対応図もついているので、自分がいくらぐらいふるさと納税で節税できるのかがざっと分かります。2015年の改正についてはまだ解説書も少ないので、これまでのふるさと納税しか知らなかったという人がさらっと知識を拾うのにも良しです。

 

アフィリエイトは、今まで他者にものやサービスを売って自分の収入を増やすというスタイルを取ってきたわけですが、今回のふるさと納税サービスの参入によって、自分1人で効果的に支出を抑え、収入を得るシステムが出来上がったと言えます。

 

ブログやサイトをお持ちの方は、「アクセストレード」などのASPを利用して、新たな節税の在り方に挑戦してみてはいかがでしょうか。会社員でも個人事業主でも、あるいは少しバイトで稼ぎ過ぎて所得税を払う必要がでてしまった学生でも、きっと役に立つことでしょう。