“おすすめのASP”はあるのか?比較しないASPのススメ

ネットで「ASP」という単語で検索すると、「“ASP” “おすすめ”」あるいは「“ASP” “比較”」といった検索候補キーワードが見られます。これはつまり、多くの人が最も最適な、あるいは最も優れたASPを探そうとする傾向があるということでしょう。

 

※「ASPってなに?」という方は以下の記事にまとめているので、参照してください。

アフィリエイトとは?アフィリエイトの種類と基本からおすすめまで

 

ですが、実際のところ「最も優れたASP」あるいは「最もお勧めできるASP」というものは存在しません。そう言えるのは以下の3つの理由があるからです。

 

1. 広告ごとの報酬システムの違い

2. 出向している広告の種類の違い

3. 広告主の予算配分

 

以下では、それぞれの理由についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

1. 広告ごとの報酬システムの違い

実際の広告条件を出してしまうと規約に反してしまうので、あくまで私が作った例になりますが、例えば、A社のASPでは一回の成約につき500円だった広告が、B社では600円(あるいはその逆)ということがありえます。

 

こうしてみると、一見「それでは使いたい広告が最初から決まっているのであれば、成果報酬が高いB社の方が優れているのではないか」とも考えられます。

 

ですが、広告には「一回の成約につき~円の固定収益が得られる」タイプのものと、「一回の成約価格につきその~%の変動収益が得られる」タイプのものがあります。やっかいなのが、1つの企業がこの固定収益と変動収益の広告を同時に掲載していることがあるのです。

 

そして以下のような状況の時、A社とB社のどちらのASPが“より優れている”と言えるでしょうか。

 

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1件成約ごとの固定報酬で見ればB社の方が優れていると言えますが、B社には変動報酬広告がありません。ですので、もしも6010円以上の品を売った場合には、むしろA社の変動報酬広告を選択していた方が得になると言えます。

 

こうしたことから、たとえA8.netバリューコマースといった最大手クラスのASPを比較しても、どちらが優れたASPであるかを結論付けるのは難しいと言えます。

 

また、そもそもASPはどんな企業が広告を出稿しているのかをあまり外部に漏らさないようにしているので、自分が提携したい会社がいくらで成果報酬を支払っているかもわかりません。こうしたことから、複数のASPに登録して自分の目で確かめるしかないのです。

 

2. 出向している広告の種類の違い

今さら言うまでないことですが、ASPによって出稿している広告は全く違います。例えば、A8.netは業界最大数レベルの広告が出向されていますが、それでもYahooのサービスを利用したいのであれば、バリューコマースを利用するしかありません。他にもゲームや娯楽系のサービスを展開したい方には、アクセストレードも有効です。

 

このように、ASPによって掲載出来る広告に違いがあるので、できるだけ多くのASPを比較しながら、自分にあった広告を決定していくことが重要です。

 

ただし……

ここには、批判もあります。それは「あまりに多くのASPを利用しても、結局全ての広告を理解などできず持て余す」というものです。確かに、それは一理あります。

 

ただ、ここは個人的な考えですが、「結果として全てのASPを使いこなしきれず1つを選択したこと」と「最初から1つのASPしか使わなかったこと」は、同じ“1つのASPしか利用していない”という結果を見ても全くその意味は異なると思います。

 

確かに、私も持て余しているASPはあります。ですが、それは自分で全てのASPに登録し、比較した結果使用しなかっただけの話です。もしも他人の評価だけでASPを選択していたのであれば、自分にとって本当に大事なASPを切り捨ててしまっていたかもしれません。とりあえず自分で登録して使用感を確かめるのは本当に重要です。

 

3. 広告主の予算配分

例えば、企業によっては各商品にかけられた広告費の予算が決まっており、上限に達すると広告配信停止というシステムを組んでいる場合があります。他にも、特定の期間が経過した場合に広告配信停止という事態もあります。

 

特にアクセストレードモバハチネットで扱われることの多い、スマホアプリやオンラインゲームのような“水物”の商品は、めまぐるしく広告が入れ替わっていきます。その際、A社では広告配信が終わっているけれど、B社ではまだ広告を配信しているという事もありえます(たいていの場合は同時期に終わりますが)。

 

こうしたことから、やはり複数のASPに登録しておくメリットは大きいと言えるでしょう。

 

皆さんの中にも、最初から1つのASPに絞って利用している方もいらっしゃると思いますが、ひょっとすると、今まで選択してこなかったASPの方が利用しやすいことがあるかもしれません。

 

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